病児・家族支援研究室 Lana-Peace(ラナ・ピース)
 
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顆粒球が教えてくれる不調のサイン

健康のためには、規則正しい生活で食事に気をつけて、運動して、十分休息をとってストレスをためないことが大切だと言われます。でも本当に忙しい時には、どうしてもそうしたことが、疎かになってしまうことがあります。
ここ数年、自分の生活を振り返るようになり、自覚できるようになったことは、体調を崩す時には、生活に無理があって、必ず粘膜から悪くなるということ。
では、どうして生活によって、粘膜に影響が出てくるのでしょう?
それを、端的にわかりやすく説明されている記事がありました。

新潟大学名誉教授の安保 徹(あぼ とおる)先生の書かれたものです。安保先生は免疫学の大家ですが、その専門的な大切な真理が一般の人に伝わるように書かれています。安保先生の記事や本は、どれも頭を整理しながら読み進められるような内容になっています。書かれたものも良いですけれど、講演会はもっとウィットに富んで楽しいのですけれど。

これから取り上げるものは、顆粒(かりゅう)球に書かれたものです。
顆粒球とは、人間の白血球を3つのグループにわけたうちの1つです。

顆粒球は細菌を処理する細胞なので、細菌が起これば数がふえます。しかし、交感神経の緊張を原因として必要以上にふえると、体内の有益な常在菌まで攻撃し、正常な組織に化膿性の炎症を起こしてしまいます。
また、寿命を迎えた顆粒球は、臓器や血管などの粘膜上で、活性酸素を放出しながら死んでいきます。
体内には活性酸素を無毒化するしくみが備わっていますが、慢性的に顆粒球が過剰の状態が続くと、その処理が追いつかず、活性酸素により組織の破壊が進行してしまうのです。(略)

自律神経が交感神経側に大きく揺れて、短期間で組織破壊の病気を引き起こす可能性もあります。


引用文献:
安保徹「現代人の不調の最大原因・自律神経の乱れを整えれば免疫が高まり病気が治る」『壮快』(2014)2015年1月号,マイヘルス社, pp.20-21

顆粒球は2段階で粘膜に影響を及ぼすということなのですね。
顆粒球が活動しすぎている時、そして顆粒球がその寿命を終えた時。
人間の身体は本当に不思議ですね。

粘膜は確かに悪くなるのも速いけれど、再生サイクルの速い部分だから、良くなるのも速いですね。自分自身が気付けますし。
がんも粘膜の変化の一つです。私ががんになったのも、それをわかっていなくて、身体に無理なことを何年も続けてきたからだと思います。細胞たちに本当に申し訳ないことをしてしまいました。
今は元気になったから、負の教訓を忘れず活かさなくては…。

粘膜はありとあらゆる場所にあります。
その中でも特に変化に気付きやすい所は、今の私の場合、のど、胃・歯ぐきです。去年までは膀胱もありましたが、それは食べ物の取り方で良くなりました(また後ほど取り上げようと思います)。以前はすぐ病院や薬に頼りがちでした。確かにそこには即効性が感じられることもあるけれど、意外とその持続が短かったり、また同じような症状をすぐに繰り返したり…でした。それは決して病院や薬が悪いのではなくて、粘膜が悪くなる原因を自分が生活から取り除いていないから、当然悪くなる変化が起こり続こうとするわけです。

自分の生活をできるだけ改めるようになると、セルフケアで随分改善できます。忙しいと思う時は、いつも以上に野菜を食べる量を増やし、自分にとってストレスと感じられるような出来事があっても、それに対する受け止め方を変えるように意識づけたり、自分が楽しい・リラックスできると思えることを取り入れたり。忙しい時にそういう楽しみを入れると、それがたとえほんの少しであっても、何だかすごく良いエッセンスになってくれます。それに、そういう少しの時間が「ありがたいなあ」と思えるようになってきます。
それらはすべて、顆粒球の過剰な働きを、本来のあるべき姿の働きに戻してくれることにつながっているはず。
「生活を改めたところで、そんなの気休めにしかならない」と思っている方、多いと思います。でも自分の身体や心は、生活に本当に強く影響されているのです。そして、生活によって身体内の生理学的変化が実にたくさん引き起こされているのは、どなたにも共通する事実ですから…。

忙しくて生じる粘膜の不調は「このままじゃ大病になるよ」と
顆粒球が自分に送ってくれたサイン。それを見逃さないで。
2015/1/8  長原恵子