病児・家族支援研究室 Lana-Peace(ラナ・ピース)
Lana-Peace 「大切なお子さんを亡くされたご家族のページ」
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画像石 羊の頭部(中国山東省出土・国立東京博物館蔵)
 
作品名:
画像石 羊の頭部
 
(撮影許可あり)
出土:
中国山東省臨沂市(個人寄贈)
員数:
1面
制作年:
後漢時代, 1-2世紀
所蔵先:
東京国立博物館 東洋館
出展先・年:
東京国立博物館 東洋館, 2014年
 
 
漢時代のお墓には羊がしばしば飾られたのだそうです。
その理由は解説板によると「羊」という字のつくりと、発音に由来するのだとか。

羊は吉祥の「祥」と通じておめでたい意味をもち、羊の発音は陰陽の「陽」にも通じ、「死からの再生」「子孫繁栄」につながると考えられたのだそうです。

漢方では羊は身体を温める食材と言われ、また羊の毛や皮は衣服として身体を温めることを考えれば、そうした温める力は死からも蘇生させてしまうようなそんな不思議な力を想起させるのかもしれませんね。

そしてなんだか羊の角と顔は、人間の子宮と卵管・卵巣の形を正面から見ているような気がして、それがどこか生を意識させるのかもしれないように思います。

死と生はやっぱりつながっているなあ。

2014/11/14  長原恵子